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レココレ9月号「日本の女性アイドル・ソング・ベスト100」 [雑誌 / 書籍]

レココレ最新号の「日本の女性アイドル・ソング・ベスト100」特集号、昨日近所の本屋さんで買って来ました。

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本家の「ミュージックマガジン」では数年前から数回に渡ってPerfumeを取り上げたのを皮切りに、その後ももクロちゃんの特集や、最近ではでんぱ組.incの特集を組むなど、このところ積極的に現在注目を浴びるアイドルを紹介する機会が多いですが、その一方今回のレココレでは現在まで続くアイドル・ブームの原点となる70年代アイドル特集を組みました。

まあ今回の特集は先日各社から同時に発売されたゴールデン・アイドル・シリーズに呼応するタイコ持ち的な部分もありますが、それでも個人的にはなかなか興味深い特集で期待度MAXなのでありました(笑)。

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今回対象になっているのは'70年から'79年までにリリースされたアイドル・ソングに絞られ、その中から100枚を選んだランキング形式となっていますが、もう今月号を手に取っていらっしゃる方も多いと思いますし、あるいはその逆にあまりアイドル・ソングには興味がなく買っていない方のためにワタシの個人的な感想を絡めつつ今回のランキング、バラしちゃいますよ(笑)。知りたくない方は9月号を買ってからご覧下さい。
では行ってみよー!

まず今回のランキングの全体的な印象ですが、ワタシ個人としては1位候補が多すぎて果たして何が1位に来るのかあまり予想が付きませんでした。
百恵ちゃんキャンディーズ、ピンクレディあたりが上位を占めるのか?なんて思っていた中で今回堂々の1位となったのが太田裕美「木綿のハンカチーフ」というのはちょっと意外です。

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なぜならこの人はアイドルとアーティストとの境界線がハッキリしない人で、個人的にはアイドルという意識が希薄だったからですが、それでも1位となったのはやはりこの楽曲が持つ普遍的な輝きのせいでしょう。今でも耳にする度に胸キュンの名曲ですが、ある意味納得の順位と言えますね。

ちなみにこの人の曲は上の写真右側に写っている「恋愛遊戯」が67位、「9月の雨」が52位、「しあわせ未満」40位と、4曲がランク・イン。
個人的には「木綿〜」の二番煎じ風ながらこれまた名曲の「赤いハイヒール」もお気に入りですが、こちらは今回惜しくもランク外。

太田裕美に次いで2位となったのは70年代アイドルブームの火付け役だった南沙織のデビュー曲「17才」

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この曲がリン・アンダーソン「ローズ・ガーデン」を下敷きにしているというのは今回言われてみてなるほどと納得。
70年代においてやはりこの人の存在は大きく、今回のランキングではこの他全部で7曲もランク・インしていますが、ワタシはこの人のシングル、あんまり持ってません。ヴァン・モリソン「Wild Night」のパクリなどと言われた71位の「純潔」(上の写真右)もロック色が強くて大好きですが、個人的にはストリングス・アレンジが絶妙な「ともだち」(今回ランク外)も大のお気に入り曲です。

キャンディーズは4位に付けた「年下の男の子」でようやく登場。この曲でセンターがそれまでのスーちゃんから、ちょっと大人っぽく色気もあったランちゃんに変わりブレイク。その後快進撃が続くこととなり、このポジション・チェンジは大成功となります。

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名曲・名唱が多い彼女たちの曲の中でもワタシは上の写真に写っているような比較的後期の曲がお気に入りです。


そしてそして個人的にも大好きな、70年代アイドルを語る上で決して忘れてはならないのが7位の小林麻美「初恋のメロディ」

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CMタレントとして芸能界デビューし、そのフォトジェニックな愛くるしいルックスや決して表現力があるとは言えないながらも澄んだ歌声に当時惹き付けられました。センチメンタルな楽曲自体の出来ももちろん言うことなし。順位もまあ妥当なところでしょう。

ちなみにワタシが持っているこのシングル、"ダイアモンド毛糸 発売50周年"となっているもので、定価がないところ見るとどうやらプレゼント用の非売品らしきものです。

山口百恵は「え、こんな順位?」という10位の「ひと夏の経験」でやっと登場。意外に順位が低めなのは多分選出した方々の票が割れたためでしょうか。
「おいおい、中学生がこんな歌歌っていいのか?」と誰もが思った"真夏の青い性”をテーマにしたこの曲で、それまでそんなに好きではなかった百恵ちゃんにワタシは一目置くようになりましたね。

でも彼女がアイドルという枠組みから逸脱しアーティストとして本領が発揮されるのが「横須賀ストーリー」(今回26位)以降の宇崎竜童/阿木曜子コンピとのコラボ。このコンビの作品に駄作なしで、常にこちらの期待をいい意味で次々と裏切る話題性がありました。

ワタシが好きな作品(下の写真)は今回のランキングには1枚も入っていないのが残念ですが、どれか1枚でも入ってて欲しかったなあ。「謝肉祭」は歌詞に出て来る"ジプシー"が今は差別用語とされているため放送禁止っていうのはホント?

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11位岩崎宏美の2枚目のシングル「ロマンス」
とにかくこの人の歌唱力はヘタで当たり前のアイドル歌手の中でそのうまさがまあ際立ってました。
でもこの人の最高傑作シングルは当時盛り上がっていた(というか、当時の筒美京平の趣味?)フィリー・ソウルのテイスト満載の「センチメンタル」でしょう。もうメロディからアレンジから何から何まで最強!レア・グルーヴとしてクラブでも通用しまっせ。この曲が今回15位っていうのはちょっと低すぎる。
下の写真はその「センチメンタル」をはじめとしたシングル曲を集めたベスト・アルバム。シングルは「ファンタジー」しか持ってません。

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アイドルとして初の社会現象/国民的アイドルとなったピンクレディはいつ出て来るのかと思ったら、12位という低めの順位で「渚のシンドバッド」がようやく登場。

ワタシはそんなに彼女たちのファンではなく、下の写真のシングルは主にワタシの弟が購入したもので、このシングルや最大のヒット作「UFO」(今回55位)すら持ってませんが、「ウォンテッド」と全米34位と健闘した「Kiss In The Dark」の輸入盤7インチは自分で買ったなあ。
「カルメン'77」は当時弟がデパートで行なわれたサイン会に行ってもらったホンモノのサイン入り。

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「草原の輝き」「ポケットいっぱいの秘密」が17位、18位と連続ランキングされたアグネス・チャンはけっこうファンでした。
ワタシとしてはウェスト・コーストっぽい隠れ名曲「恋のシーソーゲーム」(写真下)も入ってて欲しかった。

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百恵ちゃん、森昌子と"花の中3トリオ(のちに高1トリオ)として忘れてはならないのが桜田淳子ですが、この人の'74年のシングル「はじめての出来事」が20位で登場。下の写真でいっしょに写っている「十七の夏」は今回96位。

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この人、昨年までCSのフジテレビONEで再放送されていた「夜のヒットスタジオ」で何回か登場し歌う姿を見て、当時気が付かなかった独特の存在感に今さらながらズルズルと引き込まれてしまいました。ライバル視されていた百恵ちゃんとはまた違った魅力を改めて認識しましたねえ。
昨年はファン向けに1度限りの限定ライヴを行なったのも記憶に新しいですが、今でも美人です。
ちなみに以前いた会社に同姓同名、漢字も同じ女性社員がいたっけなあ。ひょうきんでおもろい子でした(笑)。

38位は伊藤咲子のデビュー曲「ひまわり娘」。でもこの曲より最高傑作の「乙女のワルツ」を入れるべきでしょう。これがランク外とは選定した評論家諸氏、この名曲をお忘れなのか?秘めた思いを伝えられないまま別れてしまう辛く淡い初恋を描いた3/4拍子の切ないメロディ。素晴らしいと思うんですが。つくづく残念。

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最後はこれが果たしてアイドルと位置付けていい歌手なのかしら?という人たちの曲も何曲かランク・インしていますが、ワタシが持っている中ではこの3曲。

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61位のいしだあゆみ「あなたならどうする」、98位の小柳ルミ子「わたしの城下町」、99位の藤圭子「圭子の夢は夜ひらく」ですが、どうなんすか、これ?(笑)。
この他5位の平山三紀「真夏の出来事」、86位石川さゆり「津軽海峡冬景色」、100位にテレサ・テン「空港」なんかもランク・インしてますが、何となく無理があるような。ま、曲がいいからよしとしましょう(笑)。

ざっとこんな感じのランキングですが、このベスト100のうち、太田裕美4曲、南沙織7曲、キャンディーズ9曲、山口百恵8曲、岩崎宏美5曲、天地真理4曲、ピンクレディ8曲、アグネス・チャン3曲、桜田淳子6曲、といった同じ歌手の曲が複数入っているのが目立ちます。

残念なのが3位の「わたしの彼は左きき」を筆頭に5曲がランク・インしている麻丘めぐみを1枚も持っていないこと。これは早急に何とかしなければ(笑)。
他では6位の「赤い風船」をはじめ2曲ランク・インの浅田美代子も当時ファンだったわりに1枚もなし、19位の岡田奈々「青春の坂道」とか、87位桜たま子「東京娘」なんてあたりもあれば欲しいし、あべ静江も1枚も持ってないなあ。
ちなみにこの100枚のうちワタシが持っているのは32枚でした。いやあ、ワタシのアイドル極め道、まだまだですわ(いや、特に極めようとは思ってませんが・笑)。


この他に今回は「裏名曲32選」という、選から漏れたマニアックなアイドル・ソングも載っていますが、学生だった当時は真っ当な音楽の聴き方しかしていなかったものでほとんど知っている曲がなく、さすがにコアすぎて付いて行けませんでした(笑)。
それでもフィリー・ソウル全開の青木美冴「町あかりキラキラ」とか、林寛子「カモン・ベイビー」とか、当時あんまり売れなかった曲で好きな曲はありましたよ。

あと今回の記事では2万枚のCD/レコードをコレクションしているというアイドル・オタクとしても有名なクリス松村のインタビューがかなりマニアックながら読み応えがあって面白かったです。




レコード・コレクターズ2014年09月号

レコード・コレクターズ2014年09月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ミュージックマガジン
  • 発売日: 2014/08/12
  • メディア: 雑誌



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Speakeasy

私も『レココレ』買いました。というか毎号買っているので(笑)
しかし、アイドルの特集より、レッド・ツェッペリンのアナログ盤聴き比べの方を興味深く読んでしまいました。
驚いたのはMASAさんのコレクションの方です!70年代から現在まで、アイドルに関しても、その造詣の深さを感じました。すごいなぁ~

by Speakeasy (2014-08-16 08:44) 

路傍の石

レココレのアイドル特集を中高年の洋楽世代の方たちはどのように受け止めているか、その辺に興味がありますね。70年代当時、アイドルへの興味を残したまま洋楽でもなんでも聴くオールラウンド派と、アイドルを含む邦楽の関心を完全に断ち切った洋楽オンリー派に分かれてました。かつてレココレの読者は後者が多数だそうで、邦楽の特集を組むとクレームが相次いだなんて話を寺田前編集長の談話から聞いたことがありましたので。

さて、当時のオリジナル・シングルのその圧倒的に鮮度の良い音に今さらながら驚かされます。今日は久しぶりにそれらを聴いているのですが、残念ながらCDではリマスターだのなんだの言っても、このシングル盤で聴かれる瑞々しく輝くようなシズル感が出てこないんですよね。あまり語られないことだけに、このことは声を大にして言いたいですねぇ。
by 路傍の石 (2014-08-16 11:08) 

MASA

Speakeasyさん、どーもです。
ワタシはレココレはここ数年面白そうだと思う号しか買わなくなってしまいましたねえ。おかげで買い逃した号も多々あります。

アイドルのシングル、造詣なんかそんなに深くありませんが、リアルタイムで買ったものはもちろん、最近に至ってもポツポツと中古盤を買い漁っているので、なかりの枚数になってしまいました^^。
今後も増え続けることでしょう(笑)。
by MASA (2014-08-16 17:40) 

MASA

路傍さん、どーもです。
今回のアイドル特集、ロック・ファンにとってはあまり面白くない企画で売上げも良くないでしょうね(笑)。
おっしゃるとおり、当時は洋楽/邦楽どっちもイケる派と、洋楽オンリー派とほぼ別れていたように思います。

当時のワタシはというと、自分にとっては'70年代は前半あたりまではあまり面白くない時代で、主流だったハード・ロックとプログレがとにかく苦手だったためその辺はほとんど聴かず、エルトン・ジョンやカーペンターズ、再評価され始めたビーチ・ボーイズやビートルズ関係というほぼ限られた範疇の洋楽しか聴いていませんでした。

そんな中ポップでキャッチーな音楽が好みのワタシの趣味に合致したのが当時の女性アイドルを中心とした邦楽で、どこかで邦楽をバカにしていた反面、アイドルだけはわりと熱心に聴いてましたね。

昨日はワタシも今回のランキングに入っているシングルを立て続けにかけていましたが、バラつきはあるものの、おっしゃるとおりオリジナル・シングルでしか味わえないあの瑞々しさ・鮮度の高さには感動しきりです。CDだとどうしてもああは行きませんね。

今日は昔FMからエアチェックした何本もある邦楽のカセット・テープを引っ張り出して、今回のベスト100に入っていながらワタシが持っていないシングル曲を中心にずーっと1日聴いていました(笑)。
今聴いてみて改めて素晴らしいと思う曲も多くて、松本ちえこの「恋人試験」とか、岡田奈々「手編みのプレゼント」あたりは感動を新たにしました。

その他今回のランキングには入っていない曲の中にもたくさんの名作があることを思い知らされましたねえ。
「いい娘に逢ったらドキッ!」「きみ可愛いね」の伊藤咲子は歌もうまいし曲もすっげえいいじゃん、(タイプじゃなかったけど・笑)、南沙織の「女性」隠れ名曲だなあ、ヒットしなかったけどやっぱり青木美冴の「町あかりキラキラ」はカッコイイ!などと思いながら日がな一日聴いてました。
by MASA (2014-08-16 18:34) 

井戸ビシャス

太田裕美が1位!これはちょっとフツーのアイドルランキングじゃないなと感じました。この人をアイドルだと思ったことないんですよ。

僕の中では、70年代アイドル3強は石野真子、大場久美子、あとひとり岩崎宏美か南沙織で迷いますね。
by 井戸ビシャス (2014-08-17 08:56) 

MASA

井戸ビシャスさん、お久しぶりです。
太田裕美の1位、私もちょっと意外に感じましたが、まあレココレらしいと言えばらしい1位だと思います。
ワタシの予想では百恵ちゃんかキャンディーズが来るのではないかと思っていました。

石野真子はやっぱり拓郎が書いたデビュー曲の「狼なんか怖くない」、浅田美代子と並ぶヘタウマの極み(笑)大場久美子の「スプリング・サンバ」も忘れてはいけない名曲ですね。
by MASA (2014-08-19 19:15) 

parlophone

MASAさんのコレクション、すごいですねー。

ぼくはキャンディーズ、山口百恵、松田聖子なんかは好きで聞いていましたが、みんな友だちから借りたり、エアチェックしたテープで、でした(キャンディーズはたしかオープン・リール)。

MASAさんのご紹介のシングル盤のなかでは、「初恋のメロディー」「木綿のハンカチーフ」は当然ですが(笑)、「純潔」「ロックンロール・ウィドウ」そして「乙女のワルツ」(おっしゃるとおりこれを外しちゃいけませんよね!)が好きでした。
by parlophone (2014-09-04 23:34) 

MASA

遼さん、どーもです。
リアルタイムで買ったものより、中古でコツコツ集めたものの方が多いですが、いつの間にやら増えてしまいました。
こないだも13枚ほど新たにゲットしましたよ(笑)。

オリジナル・シングルで聴くアイドル歌謡、音の鮮度も高いし時代の空気感までギュッと詰まっている気がしてやめられませんね(笑)。
by MASA (2014-09-06 18:39) 

HIKKY

MASAさん、ご尊敬申し上げます m_ _m
私、ピンクレディはファンクラブに入ってましたが、石野真子はあまりにリアルに好き過ぎたがゆえ、ファンクラブに入ることができませんでした。
来月の80年代編も楽しみですね。
by HIKKY (2014-09-16 21:19) 

MASA

HIKKYさん、どーもです。
好きすぎてファンクラブ入れずとは、その屈折した思い、何となく分かりますよ(笑)。
ワタシは80年代はニュー・ウェーヴに夢中で、70年代ほどアイドルは聴いていなくて、明菜とキョンキョンくらい。あまり突っ込んだ聴き方はしてないんですよね^^;
なので記事を書いてもあんまり面白くないと思います(笑)。
by MASA (2014-09-18 15:43) 

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