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ビートルズ関係の書籍・Part 1 [The Beatles]

リマスター盤の発売が決定してからこのブログも最近何かとビートルズづいちゃっているわけですが、今回は今まで私に数々のビートルズの知識を授けてくれた出版物をちょっと取り上げてみようと思います。

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上の写真は私が所有しているビートルズ関係の書籍の数々ですが、これはほんのごく一部で、ま〜だまだ山のようにあります(笑)。これ以外にある書籍や雑誌、ムック、写真集、ソロ関係を合わせると全部で百冊はゆうに超えていると思いますが、数えたことがないので私もよく分かりません。
今回はその中でも内容がいいものやレアなものをいくつかご紹介したいと思います。

まず最初にご紹介したいのは、70年代に出版され多くのファンに支持された「ビートルズ事典」

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ビートルズ研究の第一人者としてその筋では有名だった故・香月利一氏によって'74年12月に初版が出ていますが、奥付を見るとこれは'76年6月の第7版め。280ページA4サイズ定価¥2,000、立風書房。
内容はビートルズの歴史やUK、US、日本のディスコグラフィー、出演映画、演奏公演の全記録、使用楽器、海賊盤ガイドなどなど、オール白黒ですがこの当時ここまで広範囲にわたってビートルズを調べ上げた書籍はそれまでは存在せず画期的なものでした。

海賊盤の解説のページより。持っている海賊盤をこれで調べたり、これを参考にして買ったりしました。
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これをほぼたった一人でおよそ1年かけてここまでまとめ上げた香月氏の労力は大変なものだったと思われます。私のような世代のファンなら購入した人も多い、まさにビートルズ・ファンにとってのバイブルでありました。
今はさすがに情報の細かさの点で他の本には敵わなくなりましたが、確か現在も何版めかの改訂版が発売されているはずです。

続いては'75年10月に発売された「THE BEATLES AN ILLUSTRARED RECORD」という本。

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イギリスやアメリカでベストセラーになっていたものが原書で、これはその日本版。音楽評論家のロイ・カー、トニー・タイラーという二人による著書です。変形LP大128ページ、値段は¥2,000〜¥3,000の間だったと思います。
この本は当時通信販売のみで販売されました。音楽雑誌などに載っていたこの本の広告に付いていた申込書といっしょに代金を送って購入する方法で、書店での販売はされていません。その広告に釣られて買った私のようなファンも多かったようです。

「SGT. PEPPERS」のページ。
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ほとんどがカラーで、初めて見るような写真も多く、ビートルズの歴史を追いながら紹介されるレコードはすべてUK Parlophone / Apple原盤の写真だったのは感激でした。
'74年までの4人のソロや海賊盤にも触れられていますが、上の「ビートルズ事典」では得られなかった情報も多く、こちらも当時は重宝した本です。

次は'77年2月に出版された「ビートルズ・カタログ」という本。

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講談社から発売されたいわゆるムックで、A4サイズ、220ページ、定価¥1,500。
内容はビートルズやソロのプロモ・フィルムの紹介に始まり、販売用および販促用ポスター、カレンダー、国内外の雑誌・書籍、ビートルズ・マンスリー全表紙、Tシャツやアクセサリーなどグッズ関係に至るまで出来る限りのものを集めて写真で紹介し、その他に海賊盤ガイド、4人のソロ・アルバム・ガイドなどが載ったなかなかマニアックな1冊です。アルバムはソロになってからに重点が置かれているので、ビートルズのディスコグラフィーは敢えて載っていません。

「ヘイ・ジュード」発売告知などの貴重な販促用ポスターの写真。
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取り上げられているブツが未だにこれでしか見たことがないような珍しいものばっかりで、見ているだけで楽しい本です。今ならこれだけのブツを探すのが大変でこんな本を出すのはなかなか困難だろうと思われます。絶版なのが惜しい1冊。

次は'79年発売の「ビートルズ・ディスコグラフィ」

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香月利一氏による「ビートルズ事典」に次ぐ力作がこの本。
A5サイズ、560ページ、定価¥2,000、立風書房。表紙は「LET IT BE」のUKオリジナル盤。
タイトルどおりビートルズや4人のソロ・アルバム、シングル、EP、海賊盤、4人が関わった他のアーティストのレコードの情報までを徹底的に調査して、UK、US、国内盤のレコード番号、発売日、曲目解説、レコーディング時のエピソードなどが克明に記された資料性がかなり高い本。

「ビートルズ・レコーディング・セッション」と並んで今でも手もとに置いて何かの時に重宝しているくらい、30年経っても立派に通用する内容はスゴイです。
私はこの本で未発売に終わった「BEST OF THE BEATLES」ブッチャー・カヴァーの存在を初めて知りました。そういった今まで知らなかった情報もいくつか載っていて、大変ためになった本です。

ブッチャー・カヴァーのジャケが載った「YESTERDAY AND TODAY」の記事。
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次は'85年発売の「ビートルズ海賊盤事典」

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講談社文庫から発売されたもので、文庫としては分厚く860ページもある。定価も¥2,400とちょっと高め。
著者はビートルズ・コレクターとして有名だった松本常男氏。
膨大な数に上るビートルズの海賊盤を細かく解説しており、オリジナルとコピー盤との違いや初版がプレスされた年なども分かるかなりの力作。それまで不明だった音源のレコーディング・データもここでいくつか新たに判明しています。

栞までちゃんとビートルズ^^。
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正規曲のヴァージョン/テイク違いの解説も載っていますが、stereoとmonoのヴァージョン/ミックス違いを"テイク違い”とか"アウト・テイク”と書いていて、テイク違いとヴァージョン違いを混同して使っているのが今となってはちょっと気になる。でもこの時代はよく混同して使われていたっけなあ。
もちろん"テイク違い"の本来の意味は録音されたテイク自体が違うということです。

まだ「ビートルズ・レコーディング・セッション」が出る前なので、どうしてmonoとstereoで微妙なヴァージョン違い・ミックス違いが生じているのかが疑問である旨のことが書かれていることにも時代性を感じます。
この本に書かれているように、本来は最終的にOKになったヴァージョンというのは基本的にはひとつしかないはず、という当然と言えば当然の固定概念があったゆえの疑問ですが、実際にはそうではなかった60年代当時のレコーディング事情をその頃はまだ知らなかったために生じた疑問だったわけですねー。

まだ紹介したい本があるので、Part 2に続きます・・・。

タグ:THE BEATLES
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路傍の石

「THE BEATLES AN ILLUSTRARED RECORD」は原書も相当数輸入されてましたね。日本語版は拙も買いましたけど、書店ルートでも売られていたと思います(地域は限られていたかもしれませんが)。拙は普通に書店で買いました。3,000円だったと記憶しています。高校合格祝いに両親に買ってもらいました。版型がLPジャケットサイズで内容は写真が豊富で豪華でしたけど、ソロ・アルバムに対しての評価が辛すぎるのが不満でしたけど。

「ビートルズ・カタログ」はMASAさんがお持ちの初版とその4年後に出された表紙違いの再版(こちらはドブロを抱えた71年頃と思しきジョンのレアなポスターが付録に付いてました)の両方買いました。今も手放せない大好きな本ですね。ビートルズが聴ける当時のロック喫茶の紹介など、70年代の香りがぷんぷんするところが魅力です。

そのほか「ビートルズ・ディスコグラフィ」(香月さんの本としては拙的には”事典”よりもこちらのほうが思い入れがあります)、「ビートルズ海賊盤事典」もビートルズ蒐集には欠かせない資料本として重宝しました。
by 路傍の石 (2009-07-19 17:22) 

MASA

路傍さん、こんにちは〜。
「THE BEATLES AN ILLUSTRARED RECORD」は私も洋書でなら書店で見たことがありますが、日本版はそう言えばちょっとあとになってから普通に書店で販売されていたような気もします。
昔のことなので、なんかもう記憶が曖昧ですわー^^;

「ビートルズ・カタログ」に再販があったんですか。知りませんでした〜。
両方ともお持ちとはスゴイなあ。
そうそう、全国のアビー・ロードにそっくりな場所めぐりとか、ロック喫茶の紹介とか、懐かしいですね。
by MASA (2009-07-19 17:55) 

Reiko

「THE BEATLES AN ILLUSTRARED RECORD」
何かの雑誌をみて、通販で購入した記憶があります。
当時は、写真でおって、文章をあまり読んでいませんでした(^^;

by Reiko (2009-07-19 18:06) 

MCMLXV_65

こんにちは、MASAさん。今回の特集(!)もボリューム満点の内容ですね。「ビートルズ・ディスコグラフィ」は私も実家にあった気がします。明日、実家に行くので、いつぞやのEPボックスも含め、確認してきます。「ビートルズ・ディスコグラフィ」(だと思いますが…)はメンバーのソロ時代も充実の内容でしたので、この本でPaulの活動を追っかけていきました。懐かしいです!!!"^_^"
by MCMLXV_65 (2009-07-19 18:06) 

MASA

Reikoさん、再びどーもです。
Reikoさんも「THE BEATLES AN ILLUSTRARED RECORD」は通販で購入したクチですか。おんなじですね^^。

路傍さんも書いておられますが、ソロ・アルバムに関しての批評がものすごく辛口でしたね。
リンゴの「センチメンタル・ジャーニー」なんかひどいものでした(笑)。
by MASA (2009-07-19 18:15) 

MASA

MCMLXV_65さん、こんにちはー。
「ビートルズ・ディスコグラフィ」とEP BOX、是非ご実家から確保して来て下さい(笑)。
確かにソロ時代が充実しているのがこの本の特徴のひとつですね。
私もずいぶんためになりました。
by MASA (2009-07-19 18:19) 

Backstreets

こんばんは。
資料として貴重な書籍をたくさんお持ちですね。実に羨ましい。私も何冊かビートルズ関連の本を持っているのですが、元来がコレクターではないので紹介された書籍は旺文社から出ていた百科事典のようなものを除いて一冊も私の手元になく、初めて見たものも少なくありません。
もう遅いのかもしれませんが、ビートルズへの知識と見聞を広めるためにMASAさんを見習わなくてはなりません。
by Backstreets (2009-07-19 19:21) 

MASA

Backstreetsさん、こんばんは。
こんなに集まったのもビートルズが大好きで何でも知りたいという好奇心からでしたね。
あるいは探究心と言ってもいいものがあったかも知れません。
何事も何かに夢中になればこんなものだと思います。
言い換えれば、これをオタクっていうんでしょうか(笑)。
ホントはこれがもっと社会に役立つようなことならいいんですけどね^^。
所詮は趣味の世界です。
by MASA (2009-07-19 22:00) 

PETTY

「アウト・テイク」なんて言葉にドキドキしながら通販で海賊盤買っていた時代を思い出します。

松本常男さん・・・懐かしい!
ヤフオク始めたばかりの頃に中津川フォークジャンボリーのLPを出品した時、落札された方が松本さん。
メールで「松本さんはあの松本さんですか?」って聞いたら
「はい、そうです」と返事くれました。
香月利一さんや松本さんの書籍がなかったら、日本でのビートルズ研究は大きく遅れていたでしょうね。
ウルトラレアトラックスや「ビートルズ・レコーディング・セッション」
が無かった時代の重要な手引きでした。


by PETTY (2009-07-20 08:36) 

MASA

そうですね、「アウト・テイク」という言葉に釣られて、ずいぶん海賊盤買いました〜^^。

松本常男さんとそんなご縁があったとは、すごいですね。
おっしゃるとおり、「レコーディング・セッション」以前は香月さんや松本さんたちの本がどれだけマニアにとって役に立ったか分からないし、こういう人たちのひた向きな努力によってビートルズの謎の部分が解明されていったわけですから、感謝しかないですね。
by MASA (2009-07-20 14:56) 

DEBDYLAN

僕もTHE BEATLES関連の本はソコソコ持ってますが、
MASAさんの足元にも及びません^^;

1枚目の集合写真の左上の赤い表紙の本。
日本で出てたビートルズのヒストリー・ムック本みたいなヤツですか?
カラー写真満載の。

だとしたら僕も持ってます^^。
高校の頃買った最初のBEATLES本でしたw

by DEBDYLAN (2009-07-20 20:58) 

MASA

いやいや、30年以上もファンをやってたらいつの間にか集まっただけです^^。

そう、あの赤い本は旺文社から出たヒストリーものです。
DEBさんも持ちでしたかー。
今回取り上げませんでしたが、あの本もヒストリーものとしては写真も多くてすごくいい本ですね。
とてもあれが参考書出してる旺文社の本とは思えません(笑)。
by MASA (2009-07-20 22:02) 

MCMLXV_65

MASAさん、こんばんは。今日、実家に行き、『ビートルズ・ディスコグラフィー』と国内盤の『EP collection』と『singles collection』と確保してきました。『ビートルズ・ディスコグラフィー』はMASAさんの写真同様、ページの周辺は少し茶色に変色していましたけど、その中身を十数年ぶりに見て、感慨深くなりました。1978年の『Wings Greatest』まで網羅され、この内容を見て、Paulのソロ活動にのめり込んで、Beatlesのアルバムの複雑さ(?)に困惑するようになりました。実家には懐かしいLPもたくさんあって、少ない滞在でしたけど、ウキウキした時間を過ごしてきました。2枚のボックスは共に国内盤ですが、ジャケットだけ眺めていても当時の記憶が蘇ってきて…。あの日に帰りたい…なんて柄にもないことを思ったりもしましたね。もう少し実家に戻る頻度を上げようかとも…。^^;
by MCMLXV_65 (2009-07-20 23:42) 

MASA

MCMLXV_65さん、こんばんはー。
おー、さっそく確保して来ましたか^^。
「ビートルズ・ディスコグラフィ」は私も中古で古い国内盤を集める時にすごく参考になりました。
今読んでもかなりの充実度なので、いまだに困ったときは助かりますね。
私もこの本は大学を卒業して社会に出てから二つめの会社に転職した頃に買ったので、思い出深いんですよ^^。
by MASA (2009-07-21 01:12) 

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