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「デス・プルーフ」を観る [映画・BD・DVD]

昨日CDを買った某HMV(某ぢゃないじゃん)の隣りに東宝シネマズがある。
ホテルの目と鼻の先にあるし、しかも夜8時を過ぎるとレイト・ショー割引で¥1,200で観られるとあってはこれは観ない手はないと思い、夜に出かけた。

「トランスフォーマー」とどっちを見ようか迷ったのだが、1日に公開になったばかりのクエンティン・タランティーノ監督が「キル・ビル」以来3年振りにメガフォンを取った最新作「デス・プルーフ in グラインドハウス」を観て来た。

結論から言うと、もうサイコーに面白かった!カタルシス全開の後半からエンディングへの流れが何とも壮快である。
今回は「キル・ビル」みたいなエグいシーンはあんまりないし、ストーリーもわりと明快である。

この映画、4月に全米で公開された時にはタランティーノ監督の盟友であるロバート・ロドリゲス監督の「プラネット・テラー」との2本立てで公開されていた。
副題の"グラインドハウス"というのは、60年代から70年代にB級作品を2,3本立てで観せる映画館の俗称で、そこで上映されていた俗っぽい内容の低予算映画にオマージュを捧げる意味で同じく2本立てで公開されたのだが、これでは上映時間が長過ぎて全米公開時には動員数があまり振るわず、大ヒットには至ってないようだ。
これを受け、アメリカ以外の国々ではこの2作品を別々に公開しているようだが、日本でも「プラネット・テラー」の公開は9/22からになる。

クルマに乗った殺人鬼を演じるカート・ラッセル以外に有名な役者は出ていないところも低予算ぽくていいのだが、元は映画のスタントマンだという設定のカート演じる殺人鬼の乗ったクルマが、ドライバーが絶対に死なないように頑丈に改造されたスタントマン用の"耐死仕様"となっていて、これが"デス・プルーフ"ということなのである。

この殺人鬼はクルマに乗った女の子たちを襲い、自らのクルマを300キロを超す猛スピードでわざとぶつけて大破させ、相手のクルマの女の子たちを死に至らしめることで快感を得ているとんだサイコ野郎なのである。こういう発想がいかにもタランティーノ監督らしい。

しかし、ある日彼が狙った獲物は相手が悪かった。彼女たちは現役のカー・スタント・ガールで、命を狙われて黙って引き下がるタマではなく、そこから彼女たちの大胆なリヴェンジが始まるのであった。

この作品、時代設定は現代だが、出て来るクルマが70年代の名車だったり、デジタルで撮っているのにも関わらずわざと画面に古いフィルムのようなキズを入れまくったり、コマが飛んだり、突然モノクロになったりと、70年代の場末の小汚い映画館で観ているような芸が細かい笑っちゃうほどの凝った演出も監督のリスペクトを強く感じる。
そのわりに音声はしっかりドルビー・デジタル・サラウンドなのだが、この際モノラルにしちゃってもよかったのでは、と思った。

更に「キル・ビル」のテキサスの教会での惨殺シーンのところで出て来る親子警官がまた出て来たり、携帯の着信音が同じく「キル・ビル」ダリル・ハンナが看護士に化けて昏睡状態のザ・ブライドを殺しに来るシーンのバックでかかっていた口笛の曲だったりと、ちょっと「キル・ビル」とリンクしているというシャレっ気もあるところがナイス!(笑)
また更に、CGなしで実際に激しいスタントをこなすゾーイ・ベル(上の写真で一番背が高い人)は「キル・ビル」ユマ・サーマンのスタントをやった人だという。そんな人まで配置している。

前半までは主人公の女の子たちのどうでもいいような他愛のない会話などがダラダラと続いてちょっとダルい感じがあるのだが、この演出も狙っているとしか思えず、この淡々とした展開から急にクライマックスへ向かう後半への対比というか落差がスゴイ。

いやー、観に行ってよかったっ。仕事のあれこれをしばし忘れ映画の世界に没頭して気分転換にもなったし、観終わったあとスッキリ壮快になれる作品である。
ただし、この映画はあくまでB級映画の作風を真似たオマージュ作品であり、普通のハリウッド大作なんかと全然次元が違う作品なのでそんなのと比べてはいけない。
そのチープな感覚をとことん楽しむのがこの映画の正しい鑑賞のし方である。

これはもう22日からの「プラネット・テラー」も絶対観たい。
こちらの作品はゾンビもの。ゾンビに喰いちぎられた足にマシンガンを装着して戦いに挑むスゴイ女性が主人公の映画だ。

ちなみにアメリカではこの9/18に「デス・プルーフ」が、10/16には「プラネット・テラー」のDVDが発売される。買っちゃおうかな〜(^ω^)


「デス・プルーフ in グラインドハウス」「プラネット・テラー in グラインドハウス」の公式HPはこちらをポチッとな。
       ↓
http://www.grindhousemovie.jp/


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コメント 2

parlophone

これはおもしろそうですね~。

どうやら国内でも限定上映という形ででしょうか、2本立てでやったところがあったみたいですけど、1本ずつ見たほうが気分も変わっていいかもしれませんね。

いずれにしても久々に「これは見たい!!」という映画です。
楽しみだなあ~^^
by parlophone (2007-09-05 23:20) 

MASA

いやもう、メチャメチャ面白かったですよ。
わざと入れたフィルムのキズや画面の揺れ、コマ飛びなどが昔2番館や3番館でかかっていた映画を彷彿させて、昔からの映画通の人なら思わずニンマリします^^。

遼さんにもオススメですので、お暇があれば是非ご覧下さい。
by MASA (2007-09-06 00:07) 

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